長寿梅2の取り木準備(高取法ー針金結束法)

盆栽成長ぶろぐ
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3種類の取り木

取り木には大きく分けて以下3種類の方法があります。

  1. 高取法ー環状剥皮、針金結束法 土を使わずに高い位置で初根させて取る方法
  2. 圧条法
  3. 盛土法

今回はこのうち「1.高取法ー針金結束法」に挑戦することにしました。どういう方法かというと、木の途中に針金を巻いて木を締め付けることによって、その上から降りてくる養分をせき止めることができ針金を巻いた部分のすぐ上に溜まって木が膨らんでいくのでそこに水苔をグルグル巻いて周りを黒ビニール等で巻いておくとそこから根が生えてくるというなんとも摩訶不思議な現象を意図的に行うものです。根が出たらそこからカットして土に植え替えることで別株が出来上がります。根が出るまでは元の木とくっ付いているので挿し木に比べるとリスクが少ないという利点があります。欠点は挿し木ほど数を増やせない点でしょうか。

誰がはじめに気づいたんでしょうね。「針金掛けて放置してたら根が出ちまっただよ」「他のところより初音率が高いだよ」って会話があったかどうかはつゆ知らず。とりあえず現代に確立された方法として残っているので利用させていただきます。↓針金かける前。

↓かけた後

木に食い込むほど強く巻くと良いそうですが実際やってみるとそんなに強く巻けないのでとりあえずペンチでぎゅぎゅっと縛っただけです。期間的にどれくらい放置したら良いか分かりませんが少なくとも木が成長して食い込むまでは放置ですね。これ本当にうまくいくのか??半信半疑だけどこれ成功したら面白いな〜。

コメント

  1. […] 長寿梅、姫リンゴに続き、先日葉刈りした山もみじにも針金結束しておきました。↓結束前の様子。 […]

  2. […] 長寿梅の取り木準備に引き続き、姫りんごにも取り木準備を始めました。取り木がしたいという気持ちよりも針金結束法で結束した部分の上部が膨らむ姿を見てみたいという気持ちが強いので、本来は結束部分を水苔で巻いてすぐ根が出ても良い状態にするのですが今回も水苔なしで幹が膨らむ様子を観察したいと思います。 […]

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