葉刈りって何?どういう効果があるの?

(樹ごとの)成長記録
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「葉刈り」とは

葉刈り」とは「ハガリ(ハカリ)」と読み、文字通り「葉」をハサミ等で刈り取ってしまう作業を意味します。「梅雨時期初夏」の葉刈りと、落葉樹では「紅葉後休眠前」の葉刈りの2種類がありそれぞれ目的が異なります。「梅雨時期初夏」の葉刈りでは刈り取った後に柄の付け根から新芽が生えてくるのでこれを「2番芽(ニバンメ)」と呼びます。2番芽を呼ぶことで結果的に樹勢を上げることができますが元々樹勢の下がった状態で葉刈りすると2番芽が吹かず来年まで持ち越しとなったり、そのまま枯れたりするので日々の観察が大切です。

 

「梅雨時期初夏」の葉刈りの目的

新芽が伸びて葉が固まったら行います(5月~8月)。

 

・葉の大きさを揃える

春に生えてきた新芽が成長してそのまま固まると葉の大きさがバラバラになっていることが多いので、大きい葉のみを刈り取り、残した葉と2番芽の大きさを揃えて見栄えを良くすることができます。

 

・小枝を増やす

2番芽と同時に小枝も新しく伸びる事があるのでそれを期待します。葉刈りをしない場合は春の新芽が湧くタイミングで小枝が分岐して伸びていきますがその後小枝は増えません(樹種によりますが)。葉刈りすることによって小枝を増やす機会を与えてることができます。

 

・樹勢をコントロールする

樹勢の強い枝を葉刈りすれば樹勢の弱い枝に勢いをつけることができます。ただしその効果は一時的なもので、葉刈りするとそこから新芽が勢いよく生えてくるため樹勢は元の強い枝に戻ります。一時的にでも樹勢を載せてあげたい枝葉がある場合には効果的でしょう。新芽が邪魔になったので夏に剪定したらそこから更に伸びてしまったという話は良く聞きます。

 

・ふところの葉、芽、枝の保護

葉が生い茂るとふところ部分は風通しも悪く陽があたりにくいため、ふところ部分の葉芽枝は十分に成長できませんし、湿気がこもりカビの温床や病気の原因になったり、虫がついたりします。葉刈りすることで懐に陽をあて風通しを良くすることができます。

 

・紅葉を綺麗にする

春の新芽からそのまま紅葉まで生え続けた葉よりも2番芽の方が綺麗に紅葉するといわれています(古い葉は温度変化に鈍くなっているとのことです)。

 

・枝ぶりの確認と不要枝の切り落とし

葉刈りすることで枝ぶりを確認できるので、樹勢などの様子をみて不要枝があればこのタイミングで切り落としても良いし、徒長枝を切り詰めてもOKです。

 

 

「紅葉後休眠前」の葉刈りの目的

落葉樹の場合、紅葉を鑑賞したら自然に落葉する前に葉刈りで全ての葉を落とします。

 

・自然落葉してから剪定すると遅い

落葉樹は冬に備えて水や栄養分をため込みます。自然落葉付近にその作業がピークに達しそのタイミングで剪定すると樹液が漏れ出し止まらなくなり、樹勢が落ち、最悪の場合枯れてしまいます。それを避けるために自然落葉前に葉刈りしてその年伸びた枝を剪定で軽く切り戻すなどして樹形を整えます。剪定が目的なので葉刈りをしなくても問題ありませんが、葉が邪魔で枝が見えないので葉刈りして全体像を確認してから剪定します。

「片葉刈り」とは

「片葉刈り」とは「カタハガリ(カタハカリ)」と読み、枝先に2枚展開した葉の片方だけを切り取ることをいい、葉すかしともいいます。片方の葉だけを葉刈りをすることで樹勢を抑え、全葉刈りよりも軽い樹勢コントロールが可能となります。

「葉切り」とは

「葉切り」とは「ハギリ(ハキリ)」と読み、葉刈りと違って葉を全て落とすのではなく文字通り葉の一部をカットする作業のことです。葉刈りよりも軽い樹勢コントロールを行う事ができます。片葉刈りを行った上でもう片方を葉切りする組合せも可能です。

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