桜の盆栽って「家で花見ができる」という絶妙に日本人の心をくすぐる盆栽で魅力的ですよね。盆栽の入り口としても優秀だし盆栽界として重要な立ちにいる盆栽だと思います。
今回は「桜の盆栽を選ぶならこの3種」というタイトルで書きたいとおもいます。
そもそも桜盆栽にはどんな種類があるのか
桜の品種はたくさんあります。全部覚える必要はないのでその中でもよく盆栽に仕立てられる品種をいくつか並べるとこんな感じです。
- 旭山桜(一才桜)
- 御殿場桜
- 山桜
- 富士桜(箱根桜)
- 八重桜
- 十月桜
- 南殿桜
原種としては山桜と里桜に別れていて…とか、他にもいいやつあるじゃんとか、詳しいことはあとで勉強したらいいんです。とりあえずこんな品種あるんだくらいで覚えておけばOKです。
初心者におすすめの品種は?
初心者にオススメの桜は以下3品種です。
- 旭山桜(一才桜)
- 山桜
- 富士桜
なぜオススメなのか
なぜこの3種なのか、理由は2つです。
- 生命力が強い
- 盆栽に適している
生命力が強い
盆栽を枯らさない為には生命力の強い品種を選ぶことが大事です。希少種に挑戦するのは悪いことではないですが、枯れてしまっては花を見ることができないですからね。この3種は特に強いです。
山桜、富士桜は、桜としては珍しく挿し木の活着率も高く、挿し木でガンガン増えます。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われますが生命力が強いのでこれらの品種はそこまで恐れることなく剪定することができます。
盆栽に適している
生命力が強いことも盆栽に適している理由の1つですが、特に富士桜は別名「豆桜」と呼ばれるほど葉と花が小さい品種なんです。小品盆栽ミニ盆栽として仕立てるにはもってこいの品種なので桜盆栽を小品で始めたいなら外せない一品。
桜盆栽の育て方
桜の育て方のポイントはざっとこんな感じです。
- 剪定は落葉後または2月、または花後すぐに行う
- 花後は花がらを摘み取る(実が生らないように)
- 花後に芽が伸び出すので伸びた芽を枝にしたい場合は針金で誘導する(このタイミングを逃すと固まってしまい曲げるのが厳しくなる)
- 伸びる枝にはよく伸びる「徒長枝」と葉の密集する「短い枝」が存在する
- 徒長枝には花芽が付きにくい
- 徒長枝を使わない場合は詰めてもOK(2芽、1芽残しで小枝を増やすことも可)
- 強く伸びる枝は先端を落とすことで成長を止めることができる
- 梅雨頃まではこれらの作業を適宜行う
- 剪定後の傷跡には必ず癒合剤を塗布する(大事)
- 梅雨以降、6月後半から8月にかけて花芽分化期なので極力触らない
- 夏の強い日差しと、西日は避ける
- 施肥は3月〜7月、9月〜11月の期間に行う(休眠期と真夏を避ける)
- 翌年花が咲く
いつも通りザックリした内容ですが桜に特化して書いてみました。
うちの棚にも桜が4本と実生苗が15本ほどあり、ひっそりと令和の「花咲か爺さん」を目指しています。桜盆栽を持ち寄って花見オフ会とかやったら楽しそうだなー。
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