盆栽とは？盆栽って日々なにをするの？

「私も盆栽やってみたいな」と思った時まず知りたいのがこれかなと思います。結局のところ盆栽って何なの？という話なのですが盆栽とは、鑑賞用に鉢に植えた草木に手を加え、その木の自然の姿を切り取って再現し、それを鑑賞して楽しむ趣味のことを盆栽と呼びます。自然の姿を再現する際に多くの場合がそのサイズを縮小して再現します。

盆栽と鉢植えって何が違うの？についてですが、意味的には「鉢植え＞盆栽」で鉢植えの方がその言葉の示す範囲が広く、盆栽も鉢に植えられているので鉢植えの中に含まれます。鉢に入っていれば鉢植えで、その中でも上記「盆栽ってなに？」に示すことを行っているものについて盆栽と呼びます。

盆栽を購入したところでどういう作業があるのか想像もつかないと思いますが、基本的に毎日行う必要があるのは「水やり」だけです。後必須度が高いのは「植替え」で、盆栽は小さな鉢に植えられているので数年で根がギュウギュウになります。最悪の場合枯れてしまうので１年～数年に１度植替えが必要であり、樹種によってそのタイミングある程度が決まっています。植替えの際には「根」を短くカットしてから新しい土に植え直します。これらの作業は１年～数年に１度ですが必須作業です。

あとは、育てていると枝や葉が自由に生え／伸びまくるのでそれを「剪定」をしたり「葉刈り（芽切り）」をしたりで成長を抑制して樹勢をコントロールします。「剪定」は樹勢のコントロールと同時に樹形を整える作業にもなります。また、伸びた枝に「針金掛け」を行い好みの枝ぶりや樹形を形成したり、取り木や切り戻し剪定で改作したり「取り木／挿し木／実生」で盆栽を増やしてみたり、樹勢を乗せるために肥料をあげてみたり、虫被害対策を行ったりと楽しむことは色々とあります。

どんな木に仕立てるか構想を練ったり、こうしたらどうなるのだろうかと実験したり、盆栽を置く棚を作ったり、道具を揃えたり、日当たり時間・量の調節をしたり、参考のために他の方の作品を見たりしているとあっという間に月日が経ってしまいます。

今の時代だからこそ、自分の世界を創造したいという気持ちの矛先の一つとして、デジタルデータの用に容易にコピーできないアナログ世界の「盆栽」という選択肢はかなりありでかっこいい選択肢だと思います。

何歳という決まりはないです。今すぐ始めてください。なるはやです。