[初心者]はじめて盆栽を買う前にやること5つ

その他ぶろぐ

盆栽欲しいな、盆栽買おうかな。盆栽の育て方とかよく分かんない「何から始めたら良いんだろう」と盆栽の始め方がわからない方に、これをやっておけば盆栽をいつ買っても大丈夫だよという内容を5つをご紹介します。

盆栽を置く場所を決める

まずはこれです。買ってきたは良いものの「置く場所がない」なんて残念な事にならないようまずは買ってきた盆栽を置く場所を確認しましょう。

・盆栽は室外で管理する

盆栽は基本的に「外(屋外)」で育てます。和室に盆栽が置いてあるイメージもあるかと思いますが、あれは一時的に置いてるだけです。室内に置くことも可能ですが1週間が限界、2〜3日したら外に戻してあげる必要があります。室外で置く場所を探しましょう。(室内用LEDライトについては後半で)

・室外機の近くは避ける

室外に置くとなると庭かベランダかその辺りになるかと思います。置く場所を決めるときに避けたいポイントが1つ。「室外機の近く」です。室外機の風は盆栽に適しておらず場合によっては盆栽を全滅させることもあります。室外機と同じ空間に置かざるを得ない場合は室外機から離すなど直接風が当たらないよう工夫しましょう。

・地面に直置きは避ける

盆栽を地面に直置きするのは避けましょう。直置きすると地表の温度変化に巻き込まれて枯れたり調子を落とすことがあります。あと虫ですね、虫が鉢の中に侵入して樹を痛めてしまうことがあります。簡単なものでもいいので棚を用意しましょう。

棚はビールケースを2つ並べてその上に板を置いただけのものや、ツーバイフォーでDIYしたり、水道パイプで組んだりと、ホームセンターにあるものだけでも充分に組めます。

日照時間を確認する

日が全く当たらない場所では、ほとんどの盆栽が育てることができません。まずは盆栽を置く場所の日照時間を確認しましょう。

・日照時間とは

日照時間とは1日で盆栽に太陽光が当たっている時間です。理想は朝イチで太陽が昇ってからお昼頃までは日が当たりその後日陰になる場所です。盆栽置き場に複数候補がある場合はそれぞれの場所で日照時間をチェックして置き場所を検討しましょう。1日の中でも夕方の西日は盆栽にとって刺激が強いので西日が当たる場合は「寒冷紗(カンレイシャ)」などを使って軽減する必要があるかもしれないことを覚えておきましょう。

・日照時間が長いに越した事はない

日照時間が長い場合は上でも書いていますが「寒冷紗」等を使って軽減または遮断してあげればいいだけです。そのため日照時間が長い分には問題ありません。

・日照時間が短くても諦めない

日照時間が短い場合は、特に太陽が好きな黒松や五葉松、真柏といった松柏(ショウハク)系は厳しいです。厳しい条件ですがただ、諦めることはありません。松柏でも細々と生き残る個体もありますし、樹種によっては「耐陰性(タイインセイ)」といって日陰にも強いスキルを持った樹が存在します(楓や桜など)。日照時間が短い場合は耐陰スキルのある樹種を選びましょう。

あと、日照時間を確認した時期が「冬」の場合、夏になれば伸びることが多いです。冬の日照時間が少なくても夏に日が多く当たる環境ならほとんどの樹種は育てられます。

水源(水道の有無)・電源の有無を確認する

・水道の有無

盆栽には「毎日水をあげる必要がある」と思っててください。そのため盆栽の近くに水道があるかどうかでかなり便利さが変わります。

・水道がある場合

とてもツいています。盆栽用に柔らかいシャワーが出るノズルとホースを用意しましょう。ジョウロでも水やり可能ですが毎日やってると面倒になってきます。

・水道がない場合

どこに蛇口があるのか確認しそこからホースで伸ばすことはできないか検討しましょう。無理ならどこで水を汲むのか、何に水を汲むのかを考えそのための道具を準備しましょう。

豆盆栽など比較的小さな盆栽の場合はバケツに水を汲んでそこに1鉢ずつドボンと突っ込んで潅水する方法も可能です。

・電源の有無

盆栽は電気を必要とする場合があります。それは電動工具、自動潅水装置、夜間作業時の照明などです。電源の有無は確認しておきましょう。ただこれに関しては電源がなければ充電式や電池式の物を選べばいいのでそこまで重要ではありません。

盆栽に使える道具があるか確認する

盆栽に必要な道具は多数ありますが最低限、剪定ハサミ・コブ切り・針金切り・ピンセット・矢床(ヤットコ)があれば楽しめます。盆栽用がなければ他のもので代用しても構いません。下に代用例を挙げます。

・剪定鋏(ハサミ)

盆栽は伸びる枝を切って小さく維持するものなので鋏は必須です。

(代用例:園芸用の剪定鋏)

切れるならどんなハサミでも代用可能ですが、盆栽の枝は思っているより硬いので一般的なハサミでは負けてしまいます。なるべく硬いものを切れる細い鋏を用意しましょう。

・コブ切り、針金切り

盆栽をやってると鋏で切れない太い枝や太い根を切りたい場面に多々出くわします。そのため硬いものを切る道具が必要となります。あと、盆栽と針金の関係は切っても切れない関係なので針金を切る道具も必須です。

(代用例:ニッパー、ペンチ)

100均のニッパーでもなんとかなります。

・ピンセット

これはなくても良いんじゃないかと思うかもしれませんが、意外にも使う機会は多いです。盆栽専用じゃくても構わないのでピンセットは持っておきましょう。

(代用例:盆栽用じゃないピンセット、箸)

・矢床(ヤットコ)

矢床は盆栽用のペンチです。針金を巻いたり、樹を曲げたり、皮を剥いたり、潰したりと、使用頻度は多いです。

(代用例:ラジオペンチ)

100均のラジオペンチでもなんとかなります。

以上4点です。これらの道具または代用品がない場合は、盆栽と同時に探して揃えてしまいましょう。

上記に比べると使用頻度が低くなるので割愛しましたが、これ以外で揃えておきたい道具は「小さいナイフ」と「小さいノコギリ」です。使用頻度は低いけど必要な道具ではあります。盆栽を買った後で良いので徐々に揃えていきましょう。

代用できるものを並べましたが全て「盆栽用」の道具が存在します。「盆栽用」はやはり盆栽作業に特化しており圧倒的に「使いやすい」です。あと盆栽してる感が強くなるため気分も上がりモチベーション維持にも繋がるので可能な限り良い道具を揃えましょう。

盆栽をいくつ置けるか確認する

これも買った後にしか気付かないことなので先に知ってて欲しいです。

・盆栽は棚場スペースの分だけ欲しくなる

盆栽にハマると次々と盆栽を買ってしまいます。それは棚場がいっぱいになるまで続きます。もしくは誰かに怒られるまで。そして気づいたら「本当に欲しい盆栽」を置くスペースが無くなります。そうなってからでは遅いので事前に、どれくらいの大きさの鉢なら棚に何個盆栽を置けるのかだいたいでいいので把握しておきましょう。ポイントは、棚の大きさではなく棚場の大きさです笑。面白いことに、棚がいっぱいになったら「まだ置けるな。」と、スペースを広げ始めるんです。

・棚場スペースを盆栽以外の何で利用するか想定する

棚場が盆栽専用なら問題ありませんが、1番は洗濯物干場と被っていると面倒です。潅水時に洗濯物を濡らしてしまったり、土で汚してしまったり、洗濯物を運ぶ際に引っ掛けて盆栽を落としてしまったり。それが原因で家庭の雰囲気が悪くなると元も子もありません「そんなもの捨てちまえ!」と言われるかもしれません。そんなことにならないよう事前に想定して、お互いに邪魔しないよう配慮しましょう。

・棚を作るなら最初からMAXで作った方がいい

上でも少し書きましたが、盆栽の棚ははじめに遠慮して小さく作っても、鉢数が増えると後から「拡張」したくなります。なので可能な限り初めからMAXサイズで棚を作りましょう。既存の棚を買ってもいいですがぴったりサイズの棚を自作するのがおすすめです。

LEDライトによる室内育成について

最近は室内で育てる用のLEDライト等も販売されていますが実際のところ太陽光には敵わないようです。さらに自然界には太陽光の他に、風や湿度、気温の変化等があるためそれを室内で表現するというのはまだまだ厳しいかとは思いますが、LEDライトを使って室内で紅葉→落葉→休眠→芽吹きを実現したり、松柏を室内で育て続けている報告も実際にあるのでそのうちオートで室内育成可能にしてくれる時代がくるかもしれません。先駆けて室内育成に挑戦するのもありかもしれませんね。

以上となります。さ、あとは盆栽を手に入れるだけですね。

盆栽の入手経路まとめはこちら

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