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姫りんごの植え替えと、座の正体を暴く

姫りんごの植え替えと、座の正体を暴く

9月になったので姫りんごを植替えしまーす!うちの姫りんごはこの双幹1鉢だけです↓

これまで幾度となく実験台になってもらってて、これからもお世話になりたい姫りんご様です。

過去の記事を見てて気づいていた方がいるかは分かりませんが、この姫りんご「座」が凄い大きいんです↓

近づいてみますね↓

反対側はもっと凄いんです↓ほら

植え替え準備でワイヤーは切っちゃってます。で、この座的な部分のいろんなところから根が飛び出してきているのが分かりますか?なんか、座っぽくないんですよね。本当にただの座なのか、根の塊なのかよくわからないのでこのタイミングで正体を暴きたいのと、植替えをしたいという2つの目的がある今回の作業です。

早速ですが、鉢から抜きました↓

宮様楓の寄せ植えを鉢から抜くのに苦労した経験があるので今回の鉢抜きは余裕でした。鉢底の穴からぐいぐい押しただけでスポッと外れました。

根の様子はこんな感じですね↓

回っているけどそれほどでも。植え替えのタイミング早かったかな?でも水捌けがだいぶ悪くなってたのでまいっか。

アップにするとこんな感じです↓

全然余裕ですね。もう1年待っても余裕そう。これを手と水だけでほぐしていきました↓

そんなにギチギチじゃなかったので、特に道具とか必要にならず、握力とたまに水かけるだけでホグせました。

裏側はこんな感じです↓

暗いですね。日に当てるとよくわかります↓

ほぐしただけで、詰める作業はこれからです。太根もかなり残っていました。

で、問題の座ですが結果から言うとやはり「根の塊」でした。なんていうのかな、幹の上の方からも下の方からも関係なく出た太根を全て残したままにしていたからあんなことになっていたようです。なので今回、可能なかぎり上根をさばいてみました↓

上根を捌いたらかなり根の量が減りました。

逆側もこんな感じで詰めてます↓

傷跡からどんだけ上根を落としたかがわかりますね。ちなみにこの作業は土を掴んだ根を処理するので「剪定鋏」や「コブ切り」だと刃こぼれが心配なので、100均のニッパーだけで処理しています。

この状態で元の鉢に戻しておきました↓

みてくださいこのスッキリ具合。

45度左に回します↓

さらに45度左に回します↓

で、裏側もどうぞ↓

めちゃくちゃスッキリしました。右に45度回します↓

以上。

いやー、スッキリしました。だって、元はこれですよ↓

謎も溶けてスッキリしたのと同時に、自分の手が加わったことで愛着が増しました。植え替えって楽しいですね。盆栽のこういう作り上げていく作業好きです。剪定とか特に病みつきになります。

問題は、姫りんごが、この時期のこの根の詰め方に耐えれるかどうかを知らないということでしょうか。勢いでやっちゃった感はあります。「植え替え時期」イコール「根を詰めてもいい」が成立しないと、年明けてからの植え替え時期にもう一度根を詰めるために掘り返さないといけないですもんね。勝手な思い込みで今回詰めてみたので正直どうなるかわかりません。



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